フィンランドにおける当社初の風力発電事業について

  • プロジェクト
2016.10.12

当社グループは、オランダのABN AMRO銀行傘下のファンドであるMaas Capitalおよびオランダの大手風力発電開発業者であるYARD ENERGYグループが保有するフィンランドの2つのウインドファームを譲り受けました。これにより当社グループは世界10カ国で事業を展開することになりました。
2つの発電所はヘルシンキから北側に300キロメートルほど離れたところにあり、1基あたり2,500kWのラガウェイ社製の風車を合計11基設置したもので、総出力は27,500kWです。

フィンランドは、寒冷な気候のために暖房用のエネルギー需要が大きく、製紙・パルプ、冶金産業などエネルギー多消費型産業が立地し、国民1人あたりの一次エネルギー消費量は世界でもトップクラスとなっています。一方、エネルギー資源に恵まれておらず、石油、天然ガス、石炭は、輸入に依存しているため、エネルギー安定供給の確保はエネルギー政策上の中心的な課題であり、政府としては2030年までに再生可能エネルギーの割合を50%にするという目標を掲げております。

当社グループとしては今回の風力発電所の取得を足がかりに、ヨーロッパにおける更なる事業展開を進めていきます。

発電所の概要

発電所名及び規模

Kankaanpäänmäki(カンカーンパーンマキ) 7,500kW/3基 2015年操業開始 
Mustaisneva   (ムスタイスネヴァ) 20,000kW/8基 2016年操業開始

所在地:南ポフヤンマー県 
売電先:Axpo Finland (アクスポ フィンランド)