韓国で太陽光発電事業を新たに開始

  • プロジェクト
2008.01.04

当社グループは2002年の発足以来、風力発電事業を専門に事業を展開してまいりましたが、この度風力発電同様、クリーンで 無尽蔵な太陽光を利用した発電事業を開始いたします。

1. 太陽光発電事業への進出の背景

地球環境問題への対応や化石エネルギー資源の保全が世界共通の課題となっているなかで、当社グループは風力エネルギーに いち早く着目し、発足以来風力発電事業を専門とし、日本、米国、欧州を拠点としてグローバルな事業展開を進めております。
風力発電の先駆者として実績を上げてきた結果、現在、アジアで35kW、米国で34kW,欧州で64kWと、6カ国で合計 約134kWを操業しております。
近年、風力発電と並びますます成長が期待されている太陽光発電ですが、事業の推進については候補地の選定から始まり、 発電所の建設や運営に至るまで、その形態が風力発電事業と極めて似ております。当社グループとしては、今まで培ってきた 風力発電事業の経験とノウハウを同事業に活かすことが可能と判断いたしました。
また、韓国政府は2011年までに総発電量の5%を再生可能エネルギーにより調達するという目標を掲げ、その中で、 風力発電については2011年における導入目標を170kW、同太陽光発電については100kWと設定し、様々な支援策を 打ち出しています。
当社グループとしても、韓国において本格的な風力発電の事業展開を図るために、現地法人である Eurus Energy Korea Corporation(所在地:ソウル特別市江南区)を設立し、江原道大関嶺(デガンリョン)にて韓国最大の 風力発電所を手がけるとともに、他の地域にても積極的に取り組んでいます。一方、太陽光発電に関しても事業環境を追い風と 捕らえ、有望地域における各種調査を行ってまいりました。

その結果、この度韓国国内でも年間を通して日射量が多い地域の一つである全羅北道の淳昌(スンチャン)郡において 太陽光発電事業を推進することといたしました。

2. 事業の概要

発電規模 1,000kW(三菱電機社製太陽電池モジュール)
所在地 韓国全羅北道淳昌(スンチャン)郡
設置面積 29,000m²
操業開始 2008年6月
事業主体 西南太陽光発電株式会社/韓国光州広域市(ユーラスエナジージャパン100%出資)
売電先 KPX(韓国電力取引所)

3.今後の展開

再生可能エネルギーの活用は、化石燃料依存率を低め、全世界的な課題である地球温暖化の抑制、持続可能な経済発展に 寄与するため、社会貢献度の高い事業分野としてその成長はますます期待されております。

当社グループは本件を着実に推進することにより、「クリーンエネルギーの普及・拡大を通じ、地球環境保全の一翼を担う」と いう企業理念のもと、更なる企業価値の向上に努めてまいります。