オランダで系統用蓄電所「Deil BESS」着工

当社の海外グループ会社であるEurus Energy Europe B.V.（本社：オランダ）は、オランダ ヘルダーラント州にて、系統用蓄電所「Deil BESS」の建設工事を開始しました。本プロジェクトは、ヨーロッパでは当社グループ初となる商業ベースの系統用蓄電池事業となります。

今回設置する蓄電池システムは、定格出力15,000kW、蓄電容量40,000kWhのシステムで構成されており、営業運転開始は2026年前半を予定しています。ヘルダーラント州にて所有・運転をしている当社グループの風力発電所「Windpark Deil（連系容量：21,000kW）」の変電所近くに設置し、既存の風力発電所のインフラを活用することで、持続可能かつ経済的な方法で電力系統の混雑緩和および安定化に貢献します。

蓄電池システムには、豊田通商グループのToyota Tsusho Europe S.A.を通じて、中国の蓄電池メーカーであるGotion Inc.を採用。設備の建設やシステム統合は、ドイツのエンジニアリング企業TRICERA energy GmbHが担当し、エネルギーマネジメントシステム（EMS）の提供および補助設備の設計・施工（BOP）業務を担います。

当社グループは、「クリーンエネルギーの普及・拡大を通じ、地球環境保全の一翼を担う。」という企業理念のもと、今後も風力・太陽光発電のさらなる拡大に加え、系統用蓄電池等を活用した電力の安定供給に取り組み、地球環境保全ならびに持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

【系統用蓄電所の概要】