プレスリリースプロジェクト

エジプトで2件目の風力発電IPP事業に参画
~同国の再生可能エネルギーのさらなる普及・拡大に貢献~

株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)は豊田通商株式会社(以下、豊田通商)と、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)において設備容量50.4万kWの風力発電所を建設・所有・運営し、電力を販売する独立系発電事業(IPP)に出資参画いたします。
なお、本件は同国おいてユーラスエナジーおよび豊田通商として、スエズ湾風力発電所(26.3万kW)に次ぐ2件目の風力発電事業となります。

1. 背景
エジプトの電力需要は安定的に伸び続ける事が予想されており、その旺盛な電力需要に対応すべく、発電所の新設や拡張などが進められています。また、火力発電に偏重していた電源構成にバランスを持たせるため、再生可能エネルギーの導入が推進されており、エジプト政府は2035年までに総発電量の42%を再生可能エネルギーで賄うという目標を掲げています。

2. 事業の概要
本事業は、ユーラスエナジーおよび豊田通商のほか、エンジー社(Engie S.A.:フランス)、建設会社であるオラスコム・コンストラクション社(Orascom Construction PLC:エジプト)4社により事業会社「レッド・シー・ウインド・エナジー社(Red Sea Wind Energy S.A.E.)」を通じて、事業を推進します。発電所建設予定地は、年間を通じて風況の良いスエズ湾沿いのガルフ・エル・ゼイト地区(Gulf of El Zayt)で、2023年3月に着工後、20258月の商業運転開始を予定し、その後25年間にわたり発電所を運営します。

ユーラスエナジーは、豊田通商と協業しながら本事業を展開していくとともに、引き続き、エジプトにおける再生可能エネルギーの拡大および経済発展に貢献してまいります。


【発電所建設予定地】
press_20230306.webp【事業概要】

事業会社社名レッド・シー・ウインド・エナジー社
(Red Sea Wind Energy S.A.E.)
所在地エジプト・アラブ共和国
事業内容風力発電および売電事業
出資比率豊田通商グループ 40%(豊田通商20%、ユーラスエナジー20%)
エンジー社    35%
オラスコム・コンストラクション社 25%
設備容量504,000kW(6,000kW×84基)
売電先エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company)
総事業費約660百万米ドル(約860億円)
融資団株式会社国際協力銀行、株式会社日本貿易保険、三井住友銀行、農林中央金庫、ソシエテ・ジェネラル(フランス)、欧州復興開発銀行
商業運転開始2025年8月予定



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