東北地方における大型風力発電案件にガメサ社(スペイン)の風力発電機採用を決定

2004.06.07

株式会社ユーラスエナジーホールディングスの100%子会社である株式会社ユーラスエナジージャパンは、 東北電力株式会社の平成15年度大規模風力発電入札において落札した青森県上北郡野辺地町地区での5kW風力発電 案件および青森県下北郡東通村尻労地区での12,000kW風力発電案件において、スペインにあるガメサ・エオリカ社 (GAMESA EOLICA:以下「ガメサ社」という)製の2,000kW機(機種名:G80)をそれぞれ25基および6基の合計31基を 使用することを決定し、同社と今年中に発電機購入契約を締結することといたしました。建設工事は、平成177月 頃に着工し、平成1811月頃には商業運転を開始する予定で、風力発電機は平成182月頃に船積される予定です。 

ユーラスエナジージャパンの親会社であるユーラスエナジーホールディングスは、株式会社トーメンの100%子会社で あった株式会社トーメンパワーホールディングスが、平成149月に東京電力から50%の出資を受け設立された 風力発電事業会社であり、傘下には日米欧のそれぞれの開発拠点であるユーラスエナジージャパン、ユーラスエナジー アメリカおよびユーラスエナジーヨーロッパの3地域事業会社を有して、世界規模での風力発電を主力としたクリーン エネルギーによる売電事業を展開しております。また、平成163月にはトーメンから東京電力へさらに同社の 発行済株式総数の10%が譲渡され、現在のユーラスエナジーホールディングスの株式構成は東京電力60%、 トーメン40%となっております。 

一方、ガメサ社は、航空機の製造なども手掛けているガメサグループの風力発電機製造部門会社で、2003年末時点で 全世界に400kW以上の風力発電機を供給しており、風力発電導入国第2位のスペインにおいて60%以上ものシェアを 誇っております。同社は200010月にスペイン証券取引所に一部上場しており、また2002年にはスペインの同じ 風力発電企業であるマデ(MADE)社を買収し、全世界でのマーケットシェアの11.5%(第4位)を占めております。 

ユーラスエナジーグループは今後も引き続き「地球温暖化ソリューションの一翼を担う」という理念のもと、 国内を含む世界規模でのクリーンエネルギーの開発について積極的な事業展開を進めてまいります。