設備容量100万kW達成
当社は「地球温暖化ソリューションの一翼を担う」という企業理念のもと、世界各地で風力発電を推進してまいりましたが、 2004年12月末、米国カリフォルニア州のオアシス・プロジェクト(6万kW)への事業参画により当社の総設備容量は101万9,440kWと なり、100万kWの大台を達成いたしました。これは設備容量で言えば大型火力発電所1基分の規模に相当し、日本国内の風力総 設備容量(2003年度末で約68万kW)を遥かに凌ぐ規模です。
地球環境問題への対応や化石エネルギー資源の保全が世界共通の課題となってきている中、当社は無限でクリーンな自然 エネルギーである風力発電にいち早く着目し、日本、米国、欧州を拠点にグローバルな展開を進めております。米国では1987年に 5,000kWのパイロットプラントを稼動させて以来合計29万kWの風力発電事業を手がけてきました。この実績をもとに欧州では英国、 スペイン、イタリアで合計55万kW、日本では18万kWが現在操業しており、開発規模では国内最大手、世界でも有数の事業者と なっております。
近年、風力エネルギーは世界的に益々注目が集まっており、今後は欧米諸国のみならず世界各国で導入が加速するものと予想 されております。日本においても政府の風力発電導入目標量が300万kW(2010年時点)に引き上げられ、また、2002年6月には 電力会社が風力、太陽光および地熱などの新エネルギーから作る電気を一定量以上利用することを義務付ける「電気事業者に よる新エネルギー等の利用に関する特別措置法(通称「RPS法」)」が公布されるなど、国策を背景に急速に成長しつつあります。
当社としてはこのような事業環境を追い風として今後も風力発電事業の更なる拡大を図るとともに、エネルギー分野での新たな 可能性を追求してまいります。