風力発電事業者では国内初となる「GWO」に加盟
株式会社ユーラスエナジーホールディングス(本社:東京都港区)は、風力発電設備のオーナーや大手風力発電機メーカーなどから構成される非営利組織「GWO」(Global Wind Organisation、以下「GWO」)に、2023年7月6日より、メンバーとして加盟いたしました。GWOへの加盟は、日本国内では当社が初となります。
GWOは、風力発電施設での安全な職場環境を整えることを目標に掲げ、2012年に設立、非営利組織として活動をしています。現在、世界各地で24のグローバル企業などが加盟し、風力発電産業におけるリスク情報や専門知識を互いに共有しながら、安全訓練や緊急処置に関する共通の国際基準を定めています。
GWOへの加盟条件として、風力発電産業に携わる従業員が1,000人以上従事していること、操業中・建設中の風力発電所の設備容量が1,000MW以上であることのいずれかが必要となりますが、当社グループは、建設中を含め、世界の15の国と地域で92件、合計約3,080MWの風力発電事業を推進※1しており、このたびGWOが目指す活動の趣旨と社会的意義に賛同し、加盟することといたしました。
当社の加盟について、GWOの最高経営責任者(CEO)であるJakob Lau Holst氏は次のように述べています。「ユーラスエナジーをGWOのメンバーに迎えられたことを誇りに思います。日本国内初のメンバー企業として、ユーラスエナジーは、日本における安全衛生の枠組みに確実に順守し、GWOが制定する基準の確立を支援する上で極めて重要な役割を担ってくれると考えます」。
当社グループはこれまで、風力発電所の安全・安定操業の実現に向けた取り組みの強化を行ってまいりましたが、今後のさらなる再生可能エネルギーの導入拡大を実現するためには、風力発電施設に携わる従業員の増加と、従業員が安心・安全に働ける環境を整えることが、風力発電業界において必要不可欠と考えています。
今回のGWOへの加盟により、当社は日本国内における風力発電事業のリーディングカンパニーとしての経験を活かして風力発電産業における安全な労働環境の構築を目指し、再生可能エネルギーの導入拡大を通じ、地球環境保全ならびに持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
※1 2023年7月現在