エジプトで建設中の「Gulf of Suez Wind FarmⅡ」を増設
~アフリカ最大となる654,000kWの風力発電所に計画変更~
株式会社ユーラスエナジーホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:諏訪部 哲也、以下「当社」)は、豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)と共に、現在、エジプト・アラブ共和国(以下「エジプト」)において、「Gulf of Suez Wind FarmⅡ(設備容量504,000kW)」の建設を進めています。
エジプト政府が、2030年までに再生可能エネルギー発電比率を全電源比42%とする目標を掲げる中、このたび、同国政府の政策に応える形で、設備容量654,000kWの風力発電所へと計画を変更し、150,000kWを増設することといたしました。
これにより、「Gulf of Suez Wind FarmⅡ」は、設備容量でアフリカ最大の風力発電所となり、また、今回の増設では、陸上風力において世界最大級となる1基当たり7,500kWの風力発電機を20基設置します。
同発電所は、スエズ湾沿いのガルフ・エル・ゼイト地区(Gulf of El Zayt)に位置しており、当社・豊田通商のほか、フランスの独立系発電事業者Engie S.A.(以下「エンジー社」)、エジプトの建設会社Orascom Construction PLC(以下「オラスコム・コンストラクション社」)の4社で事業を推進しています。2023年3月から建設を開始し、増設分も含め2025年8月(予定)の営業運転開始後は、エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company)へ25年間にわたり売電する計画です。
同地区ではすでに、「Gulf of Suez Wind FarmⅠ(設備容量262,500kW、2019年10月営業運転開始)」を運営しており、「Gulf of Suez Wind FarmⅡ」は、当社グループがアフリカで建設・運営する2例目の風力発電所です。完成後は、両発電所合わせて916,500kWの風力発電所を運営することで、エジプトの再生可能エネルギー電源の拡大および経済発展に貢献していきます。
当社グループは今後も豊田通商と協業しながら、アフリカにおけるクリーンで低価格な再生可能エネルギーの普及に貢献するとともに、引き続き風力発電の更なる拡大に取り組み、地球環境保全ならびに持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
【建設予定地】
【建設中の「Gulf of Suez Wind FarmⅡ」】
【事業概要】
発電所名 | Gulf of Suez Wind FarmⅠ | Gulf of Suez Wind FarmⅡ |
事業会社 |
Ras Ghareb Wind Energy SAE |
Red Sea Wind Energy SAE |
所在地 | エジプト・アラブ共和国 ガルフ・エル・ゼイト地区 | |
事業内容 | 風力発電および売電事業 | |
出資比率 |
豊田通商グループ40% |
豊田通商グループ |
設備容量 | 262,500kW(2,100kW×125基) |
654,000kW |
売電先 | エジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company) | |
総事業費 | 約4億米ドル |
約7億9,000万米ドル |
融資団 |
株式会社国際協力銀行 |
株式会社国際協力銀行 |
運転開始 | 2019年10月 | 2025年8月(予定) |