エジプト初の風力発電IPP事業で竣工式開催
~クリーンで低価格な電気で同国の再生可能エネルギー普及に貢献~
- プロジェクト
2019.12.06
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)と株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)が、エジプト・アラブ共和国(以下、エジプト)で建設を進めていた262.5MWの風力発電所が10月31日より商業運転を開始し、12月5日にエジプト・カイロにて竣工式を開催しました。
本事業は、同国の風力発電では初めてのIPP事業となります。豊田通商とユーラスエナジーのほか、仏Engie S.A. (エンジー)および埃Orascom Construction SAE(オラスコム・コンストラクション)の4社で設立した事業会社Ras Ghareb Wind Energy SAE(ラス・ガレブ・ウインド・エナジー)は、今後20年間にわたり発電所を保有、運営し、エジプト送電公社向けに売電していきます。
豊田通商とユーラスエナジーは、本発電所の完成を足掛かりに、クリーンで低価格な同国の再生可能エネルギーの普及に貢献するとともに、今後も風力発電事業の拡大を目指します。また、アフリカ地域でのさらなる再生可能エネルギー事業の展開を図っていきます。
風力発電所概要
所在地 | エジプト・アラブ共和国 ガルフ・エル・ゼイト地区 |
---|---|
発電規模 | 262.5MW(2.1MW x 125基) |
事業会社 | Ras Ghareb Wind Energy SAE(ラス・ガレブ・ウインド・エナジー) |
出資構成 | ・豊田通商グループ 40%(豊田通商 30%、ユーラスエナジー 10%) ・Engie SA 40% ・Orascom Construction SAE 20% |
売電先 | Egyptian Electricity Transmission Company(エジプト送電公社) |
建設開始 | 2017年12月 |
商業運転開始 | 2019年10月 |