大型商業用風力発電事業に本邦初のプロジェクトファイナンス適用

  • プロジェクト
2000.01.31

国内初の本格的風力発電所として、トーメンが事業化し、 199911月末より商業運転を開始している北海道苫前町の 「苫前グリーンヒルウインドパーク」に対して、日本政策投資銀行と東海銀行がプロジェクトファイナンスを実施 することになりました。

トーメンと東海銀行は、99年にファイナンシャルアドバイザリー(FA)契約を締結しており、日本政策投資銀行と共に、 本事業に最適な資金調達の方法を検討していただいていたものです。両行は、トーメンが運営する風力発電事業主体 である㈱トーメンパワー苫前(社長 中村 成人 兼 トーメン 電力第1部部長)に対して、同事業から得られる収益を 返済の原資として、総額20億円を協調融資します。(日本政策投資銀行50%・東海銀行50%)

融資資金は、本プロジェクトに係わる設備資金等に充当されます。両行は、北海道電力からの売電料金を原資として 返済を受けるスキームとなります。融資期間は13年程度となります。