苫前風力におけるオジロワシの死亡事故発生について

  • プロジェクト
2006.05.17

北海道苫前郡苫前町において当社が運営する風力発電所「苫前グリーンヒルウインドパーク」(以下苫前風力)において、 413日に回収した鳥類の死亡個体がオジロワシであることが判明しました。 

当社では20041月より社内ルールを設け、国内で運転中の全風力発電所で毎月1回、鳥類事故調査を自主的に実施しておりますが、 413日に苫前風力のNo.20号風車付近で当社職員が希少猛禽類と思われる鳥類の死亡個体を発見しました。翌14日に環境省に 報告するとともに、同省の指示に基づき種の同定と死亡原因を分析するため、釧路湿原野生生物保護センターに死亡個体を 送付しました。その結果、死亡個体が国内希少野生動植物種のオジロワシであること、および死亡原因として風力発電機に 衝突したと考えられるとの調査結果が本日、環境省より発表されました。 

苫前風力では、20043月にも同じ原因と思われるオジロワシの死亡個体が発見されていることより、今後専門家の意見も参考に しながら、事故原因の分析を行なうと共に、鳥類事故調査を継続し、データの蓄積と整理に努め、同データを鳥の衝突事故問題の 科学的な整理に役立てていきたいと考えております。