スペインでの風力発電設備が50万kW突破

  • プロジェクト
2008.05.08

当社グループが、スペインの大手建設会社であるアクシオナグループと共同で開発を進めていたスペイン・ガリシア州の 3カ所の風力発電所(出力計87,100kW)が4月末に営業運転開始となり、当社グループが同国で操業中の設備容量は 518,940kW、全世界では約147kWとなりました。

当社グループは1998年にガリシア州において39,600kWの風力発電所を立ち上げて以来、スペインにおいて積極的に事業を 展開しており、国別では当社グループ最大の設備容量を保有しております。今回運転開始となった発電所は、これまでの プロジェクトを通じて築いてきたガリシア州政府を始めとする地元との信頼関係を一層強化するとともに、既設 プロジェクトの変電所設備等を有効に活用するなど、当社グループとしての経験とノウハウを活かせたものとなりました。

スペインでは、2010年までに一次エネルギー消費量の12%を再生可能エネルギーでまかなうという計画を策定するなど、 地球温暖化対策の一環として再生可能エネルギーの導入が積極的に進められております。風力発電については、 2010年時点での導入目標量を2,000kWと定めており、2007年末現在での設置容量は約1,500kW(注)と なっています。当社としては、今後ともスペインを重要なマーケットと位置づけ、優良案件の開発に注力していきます。

注)Windpower Monthly

事業概要

発電所名および規模 フォンテアビア I 風力発電所 (1620,800kW
フォンテアビア II 風力発電所 (2228,600kW
ビデュエイロス 風力発電所 (2937,700kW
所在地 スペイン ガリシア州
風車の種類 スペイン国営造船会社 ナヴァンティア社製 1,300kW
(デンマークボーナス社(現シーメンス)設計機種ライセンス生産)
総事業費 110百万ユーロ(約178億円)
売電先 スペイン電力卸売市場