釜石広域ウインドファームにおける鳥類の死亡事故発生について

  • プロジェクト
2008.11.14

岩手県において当社が運営する風力発電所「釜石広域ウインドファーム」(以下釜石WF)において、920日に回収した鳥類の 死亡個体がイヌワシであることが判明しました。

当社では20041月より社内ルールを設け、国内で運転中の全風力発電所で毎月1回、鳥類の事故が発生していないかの調査を 自主的に実施しておりますが、920日に当社釜石WF内の風車近くで当社職員が希少猛禽類と思われる鳥類の死亡個体を 発見しました。当社は環境省に報告するとともに、同省の指示に基づき種の同定と死亡原因を分析するため、北里大学獣医学部へ 死亡個体を送付しました。その結果、死亡個体が国内希少野生動植物種のイヌワシであること、および風力発電機に衝突し、 死亡したものと推察されるとの調査結果が本日、環境省より発表されました。

当社といたしましては、環境省の発表を真摯に受け止め、今後とも専門家の意見も参考にしながら、事故原因の分析を行なうと共に、 鳥類事故調査を継続し、データの蓄積と整理に努め、鳥類と風力発電の共存に向け科学的な整理に役立てていきたいと考えております。