ノルウェーにおける当社初のウインドファーム建設開始について

  • プロジェクト
2010.09.01

当社グループはノルウェーにおいて、日本企業としては初めてとなる風力発電所の建設を開始しました。 発電所の建設予定地は、ノルウェーの南西岸にあるスタバンガー市の南方約40kmの丘陵地で、1基あたり2,300kWの風車を26基設置します (総出力59,800kW)。

当社グループは地元の開発会社が進めていたこのプロジェクトに2005年に参画するとともに、2008年には現地法人であるユーラスエナジー ノルウェーを設立し、当社グループとしては北欧で初となる風力発電事業の実現に向けて準備を進めてきました。

このたび各種の許認可等が取得できたことにより、本格的な工事を開始しました。営業運転は来年秋を予定しており、発電した電力は電力取引業者の EGL()に売電します。
ノルウェーは日本とほぼ同じ国土面積ですが、人口は500万人弱しかなく、1人当たりの電力消費量は世界最高レベルの電力多消費国です。 水資源が豊富で、自国の電力のほとんどは水力発電により賄われていますが、政府としては環境に負荷の少ない発電による多様化を目指しており、 水力以外の再生可能エネルギーの導入促進を進めています。再生可能エネルギーについては2016年までに300kWhに、 中でも風力発電については2010年までに30kWhにするという目標を掲げています。

当社グループとしてはこのような事業環境を追い風として、スペイン・イタリア・英国という既存市場に加え、ノルウェーを始めとする北欧市場にも 注目し、さらなる事業展開を進めていきます。

(注) Elektrizitäts-Gasellschaft Laufenburg(EGL) Nordic

発電所の概要

発電所名 Høg-Jæren EnergiPark (ホグ‐ヤーレン エネルギーパーク)
所在地 ノルウェー南西岸ロガランド県スタバンガー市の南約40km
規模 59,800kW (2,300kWx26/シーメンス社製)
総事業費 約1憶4千万ユーロ