米国カリフォルニア州におけるメガソーラー発電所の建設について

  • プロジェクト
2010.09.27

当社グループは、米国カリフォルニア州において、世界でも最大級の設備容量となる総出力45,000kWのメガソーラー発電所の建設に着手いたします。 なお、20116月の操業開始を目指してまいります。

本事業は、ユーラスエナジーグループが初めて米国で展開するメガソーラー事業であり、太陽光発電パネルは、すべてシャープ株式会社より 調達いたします。発電した電力は、200912月に締結した電力長期販売契約に基づき、操業開始から20年間にわたってカリフォルニア州最大手の 電力会社であるPGE(Pacific Gas and Electric Company)に販売いたします。

米国では、連邦政府による補助金など支援制度の拡充に加え、カリフォルニア州を含む37州でRPS制度の導入を通じて、積極的に再生可能エネルギーの 普及を促進しており、太陽光発電の市場規模は、今後も年率40%程度の成長が見込まれております。

当社グループは、国内最大手、また世界でも有数の風力発電業者として、これまでに6か国190kWのウインドファームを操業しており、2008年には 韓国で994kWの太陽光発電事業を開始いたしました。主力の堅調な風力発電事業に加え、今後急速な成長が期待できる太陽光発電事業にも積極的に 取り組んでおり、本事業を今後の事業発展のための基盤としたいと考えております。 また、ユーラスエナジーグループとしての一層の事業拡大と収益性の向上を図るため、2010年2月には株主である東京電力株式会社、および 豊田通商株式会社を引受先とする250億円の株主割当増資を行っており、財務基盤を強化しております。

東京電力は、『2020ビジョン』において、ゼロエミッション電源の積極的な導入を掲げており、今後、ユーラスエナジーグループを核として、 風力・太陽光発電事業など、国内外での再生可能エネルギーの利用拡大に取り組んでまいります。

豊田通商は、電力および再生可能エネルギーの利用による事業を重点分野のひとつとして位置づけており、特に風力発電事業は1980年代後半から いち早く取り組み、現在のユーラスエナジーに至っております。今後は、世界的な低炭素社会の構築に寄与すべく、太陽エネルギー事業の開発にも 積極的に取り組んでまいります。

事業の概要

事業会社 Avenal Solar Holdings LLC
所在地 米国カリフォルニア州
運転開始 2011年6月
発電所および規模 Sun City 太陽光発電所: 20,000kW
Sand Drag 太陽光発電所: 19,000kW
Avenal Park 太陽光発電所: 6,000kW
総事業費 約220百万ドル
スポンサー ユーラスエナジーグループ:50%
NRGグループ:50%
売電先 PG&E (Pacific Gas and Electric Company)