トーメンパワーホールディングスに東京電力が資本参加

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2002.06.26

トーメンと東京電力は626日、トーメンの100%子会社で風力発電事業を行う持株会社であるトーメンパワー ホールディングス に東京電力が資本参加することについて基本合意書を締結、東京電力は株式の一部をトーメンから 譲り受けるとともに、新株引受によりトーメンパワーホールディングスの50%の株主となります。出資形態や会社の 商号、役員など出資後の会社概要は、今後両社間で協議の上、 8月末をめどに最終契約書を締結する予定です。

トーメンパワーホールディングスは世界最大級の風力発電事業者であり、今後先進諸国を中心とする再生可能 エネルギー重視の追い風に乗り、さらなる拡大発展が期待されています。さらに、東京電力が資本参加することにより、 電気事業者としてのノウハウ、技術力、情報力が加わることで、飛躍的な事業の拡大が可能となります。

一方、東京電力は、これまで自然エネルギーの利用・普及について積極的に取り組んでおり、風力発電事業を 八丈島風力発電所で行うとともに、太陽光発電などの余剰電力の購入やグリーン電力基金の支援などを実施しています。 風力発電のデベロッパーとして世界的な実績を持つトーメンパワーホールディングスへ資本参加することにより、 国内のみならず欧州や米国の風力資産や風力発電事業のノウハウを保有できるとともに、これまで蓄積してきた 系統連系技術や機械設備の運用保守などのノウハウを活用し、国内外の風力発電事業に本格的に参入することが 可能となります。

今回の基本合意は、これら両社の利益が一致したことから実現したもので、今後、両社の特長を活かして、急速に 進展しつつある世界の風力発電業界において、積極的に事業の拡大を目指すとともに地球環境への貢献を図っていきます。